top of page

コブシの歌



コブシの歌



       日置俊次歌集『記憶の固執』より


 三十路越えしわれの白髪を児が見つけもう死んでしまふのと問ふ


 妹を涕(な)かせし兄も涕きだしてこぶしの花のゆらぎそめたり


 夏風邪のをみなご麻の蒲団はぐかけてもはぎてくふくふ笑ふ


 ひだまりの落葉と児らとジーンズと洗ひざらしのまどろみのなか


 すみれほどの聖樹かざりて路に出て曇れる窓を児らと眺めぬ





 四季を描いた歌です。

 こぶしの花は、とても好きな花です。

 何か清潔な感じがしますし、早春を感じさせます。

 もちろん、春のすみれも好きですが。

 「菫程な小さき人に生まれたし」

 夏目漱石が明治39年に作った俳句ですね。


 コブシの写真はインターネット上に出ているものの中から選んで、トリミングをして様々な加工をし、使用させていただきました。感謝します。






 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
記事: Blog2_Post

©2021 SHUNJI HIOKI 
『エメラルドの夜』Wix.com で作成されました。

bottom of page