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牛肉麵

毎年台湾に出かけていましたが、コロナ禍のせいで、それができなくなりました。


台湾で普通に食べていたものが食べられなくなってずいぶん経ちます。


「無意識的想起」というわけではないですが、ふいにいろいろ思い出すことがあります。


鶏のフライであるジーパイとか、臭豆腐とか、酸辣湯とか、当たり前のように喜んで食べていたので、特に写真を撮ることもなく過ごしてきました。


しかし、あたり前ではなかったのです。


私は牛肉麵が好きですが、あまり写真を持っていません。


しかしこの頃よく思い出して、つばを飲み込んでいます。


写真は、北投の呉家の牛肉麵。素朴なお店でしたが、本当においしかったです。


お肉のかたまりが大きめで、柔らかくて溶けるようで、すこし縮れた麵も味わいがありました。スープが少なくなると、調理場にもって行けば足してくれます。


こういうつばを飲み込むような気持ちを生かすために、私は小説を書いているのかもしれません。






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