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  光


      



        日置俊次歌集『記憶の固執』より



 パンタグラフに爆(は)ぜる蒼き火 黴雨(つゆ)の夜のホームのもつとも冥(くら)きわが眼へ


 人ぎらひの身を寄する窓 なさけなきそばかす満月の頬に散らばる


 〈古紙は「月」になりました〉とあり新聞の束さげてもどる土星の曜日


 月光に鳴る鼓膜をもちてすすきの原を歩みゆくおほきな河にでるまで





 身の近くにある光について考えます。特に月の光です。


 電車のパンタグラフを見ていると時々青い火花が見えます。月のきらめきのようにも見えます。


 満月をじっと見ていると、光の中にそばかすのようなものが見えてきます。


 古紙回収の日が、土曜日から月曜日に変更になることがあります。古紙は月の光になるのでしょうか。


 月の光は、草原で観ていると、何か鼓膜にじんじんとひびいてくるような気がします。



 写真はインターネット上に出ている多くのものの中から選んで、大きくトリミングをして加工し、使用させていただきました。感謝します。





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©2021 SHUNJI HIOKI 
『エメラルドの夜』Wix.com で作成されました。

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