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聖水盤



聖水盤




    日置俊次歌集『ノートル・ダムの椅子』より


 

  簒奪されるひかりにとけてゆふぐれのルーヴルのピラミッドより動けず

 

  ゴムタイヤ焼けるにほひと乗る地下鉄(メトロ) 鞄のひもを腕に二度巻く

 

  炎天を逃れて入りしノートル・ダムの聖水が涸れてゐるこの世なり

 

  のつぴきならぬ問抱へきて薔薇窓の裏にまはればみな淤(どろ)のいろ



 ノートルダムに入ると、いつも聖水盤の聖水を額につけ、十字を切っていました。40年も前の話です。

 今のコロナ禍の中で考えると、あまり衛生的ではないのかもしれません。

 その水が時々涸れてなくなっていました。


 地下鉄は電車が車輪ではなくタイヤで走っており、音が日本の地下鉄より静かでした。

 治安が悪いので、荷物を奪われないように、いつも要注意でした。


 写真はノートルダムの聖水盤ではありません。インターネットに載る画像の中からお借りし、トリミングしたりぼかしたりしました。感謝します。




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『エメラルドの夜』Wix.com で作成されました。

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