破傷風
- shunjihioki

- 2021年7月2日
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破傷風
日置俊次歌集『ノートル・ダムの椅子』より
アカシアの風もさやかに昏れそめて今焼きあがるバゲットを待つ
締めつけるジーンズ脱ぎぬソルボンヌとシテ島に日ごと通ふこの藍
破傷風の接種を受けしよりパリの路地には馬のにほひ満ちたり
水紋のごとく薔薇窓昏(く)れなづむわれと崩れよあをきあかき環
破傷風は、馬に多発する病気で、人にも致死性のある恐ろしい病気です。
パリは昔から馬を利用する街でしたので、今も、どこでも破傷風の菌が土壌に生きており、バラの棘にさされるだけでも感染します。
住むつもりならワクチンの接種が必要です。
本当にパリの道は、どこでも馬が走っていた時代があったのです。
接種を受けてから、いつも馬の存在を意識するようになりました。
写真は、古い記録映画の一シーンからお借りしました。感謝します。






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