大本営発表
- shunjihioki

- 2021年6月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年6月30日
大本営発表
じっさいは大変なことになっているのに、何も問題ないとか、大成功しているとか、大勝利ですとか、あんしんあんぜんですとか、そういう虚言でごまかされることは、好きではありません。
言葉というものはとても大切なものですが、運営側が発表した言葉が、いつも真実であるとはかぎりません。
太平洋戦争の間、日本軍の最高機関である大本営は、戦争の状況の公式発表を行っていました。
戦況が悪化しても、虚偽の発表を行なって、勝っているように見せかけました。毎回毎回、大勝利の連続で、どんどん嘘が拡大します。
例えば1944年の台湾沖航空戦では、撃沈艦艇はゼロであったのに、「我方の収めたる戦果」として「轟撃沈 = 航空母艦11隻、戦艦2隻、巡洋艦3隻、巡洋艦もしくは駆逐艦1隻。撃破 = 航空母艦8隻、戦艦2隻、巡洋艦4隻、巡洋艦もしくは駆逐艦1隻、艦種不詳13隻。撃墜112機」と発表しました。
空母をほぼ20隻、戦艦は10隻ぐらい撃破して、戦闘機は112機落としたという印象ですが、ほとんどゲームの世界ではないでしょうか。
メディアもでたらめな話を一緒になって報じ、国民を騙しました。メディアが権力の奴隷になっていたということです。そして戦争に負けました。
そこから、権力者、利権者による信用できない情報を批判する慣用句として「大本営発表」は使われるようになりました。
こういう表現を、若い人も知っておくといいと思います。
そして注意しなければなりません。今の日本がそうなっています。
短歌を作るときも、「大本営発表」をそのままうのみにして作ってはいけません。
その背後にある、人間の心の闇を認識しましょう。
自分の頭で考えなければいけないのです。
写真は古いものですが、大本営会議の様子です。ウイキペディアからお借りしました。





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