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小説モード  2021.10.29 



小説モード    


 


 小説を書くときは頭というか、体中が小説モードになり、小説の事しか考えられなくなります。

 この小説モードがあるうちは、いくらでも書けるのですが、途切れてしまうと、小説モードに戻すのが大変です。鉄工所で、溶鉱炉の温度を下げると元に戻すのが大変なので、朝も夜もいつも火を燃やし続けていると言いますが、それに近いと思います。

 しかし大学の業務が忙しくて、このところ、長い間、小説モードは途切れてしまっています。いろいろ会議や雑務に追われて、どうしても時間を取られます。授業教材も毎回、毎週、充実したものを作成して配布しているので、本当に手間暇かかります。卒論指導もあり、また学生に毎回レポートを出させていますので、それを読んだり、それを掲載したプリントを作ったり、それだけで一週間が終わってしまいます。

 それから、モードの操作はなかなか自由にはいかないので、一度溶鉱炉が冷めてしまうと、さあ書くぞと言って、すぐにモードが変えられるわけではないのです。

 自分の時間を作家活動にすべて注ぎ込めたらどんなにいいかと何度も思います。

 そう考えて夏目漱石は東大の教職をやめ、芥川龍之介も海軍機関学校の教職を辞しました。

 しかし、学生たちに文学を語ることは私の大切な歓びであり、それをいつも喜んでくれる学生たちの表情や声も、私にとってはかけがえのない存在なのです。



          ※今週撮った自撮りです。台湾で買ったTシャツです。


 
 
 

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『エメラルドの夜』Wix.com で作成されました。

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