top of page

「かりん」6月号の歌  2021.11.15


「かりん」6月号の歌





 「かりん」6月号に掲載した詠草です。


    つつじぞわれは        

ぼろぼろの駝鳥のやうにわれを待つおほ唐楓春のあしたに

花桃の切り立つ枝にももいろの花屹立しほどけゆくなり

さらさらと風にねぢれて揺れやまず常盤万作の赤花われは

花蘇芳ちさきつぼみのふくろ群れ赤きも白きも満員電車

里桜あはき茶色の葉と咲きてひとの世の低き宙に満ちたり

「暮の雪」かろき羽音のひびき初め白くむらがる蝶か躑躅は

「緋龍の舞」切れ弁細弁咲き満つる混沌よ天の花火とならむ

「今猩々」とふ躑躅ぞわれは赤すぎてどこが髪やら口やら知れず


画像はWIX素材です。



 
 
 

コメント


この投稿へのコメントは利用できなくなりました。詳細はサイト所有者にお問い合わせください。
記事: Blog2_Post

©2021 SHUNJI HIOKI 
『エメラルドの夜』Wix.com で作成されました。

bottom of page